アキノエノコログサ(秋の犬ころ草、秋の狗尾草) 学名:Setaria faberi   戻る
分類:イネ科・エノコログサ属、1年草   
分布:全国 生育地:土手、道ばた、空地  
高さ:60〜100cm 花期:7〜10月 花色:うす緑(花穂)  


道ばたや草藪で普通に見かけます。秋田ではエノコログサよりも多く目につきます。
茎の高さはエノコログサよりも大きく、7月になると先端に尻尾のような花穂をつけ始めます。
名前は秋の・・・ですが、エノコログサよりも花穂をつけるのが早いです。
花穂は長い刺毛を持った小穂が集まったもので、全体の長さは10〜15cm、下向きに湾曲します。
小穂と刺毛の色はうす緑ですが、中には紫色を帯びた刺毛のものもあります。
1年草ですが毎年同じような場所に生えるので、草マルチとして役立てています。
特に夏場は地表が高温になり乾燥しやすいので、キュウリやナス、サトイモ等の畝に敷いています。
似たものにエノコログサやオオエノコログサがありますが、花序が下向きに大きく湾曲しません。これが一番の識別ポイントです。
 

野菜を植えていない所には大きな草が生えます。
アキノエノコログサ(手前左)、イヌビエ(右)、ヒメムカシヨモギ(後ろ)、アシボソ・・・。

夏場に、キュウリ、ナス、サトイモ、トマト等の根元に敷いています。追肥は不要です。

基部に数本の刺毛のある小穂が集まった花穂は垂れ下がり、かわいい尻尾の様です。