アシボソ(脚細、足細) 学名:Microstegium vimineum  戻る
分類:イネ科・アシボソ属、1年草  
分布:全国 生育地:土手、道ばた、草地、湿地  
高さ:60〜90cm 花期:9〜10月 花色:うす緑(花序)  


毎年同じ畝に生えます。不耕起だからでしょうか。7月中旬を過ぎる頃から急に伸びだして草むらを作ります。
ひょろひょろした茎は地面を這い枝分かれし、そこの節々から根を下ろして立ち上がります。
茎の先には5〜7pの細長い花序をつけます。細い笹のような葉は互生し、無毛の茎は中空です。
野菜の成長に妨げになるときは、簡単に手でむしり取ることができます。
エゴノネコアシアブラムシが取り付いているのを見かけることがありますが、野菜には害がありません。
和名は「脚細」で、茎の太さが下のほうが細いことから名付けられたとか。
 

ササのような葉とつるっとした細い茎が特徴です。
茎は黄緑色ですが、下部は赤みを帯びます。

弱々しい姿で支えあうように、草むらを作っています。中空の細い茎は意外に強靭ですが、簡単に手でむしり取ることができます。

茎の先から、花序が出始めました。

茎の先に、長さ4〜8pの穂状花序を2〜3本つけます。

真ん中の花序はまっすぐ伸び、他は開くように斜めにつきます.。

小穂は花軸に密についています。雄しべは赤茶色、雌しべの柱頭は白色に見えます。

5oほどの小穂に長さ10oほどの芒がついています。赤茶色の雄しべの葯(やく)がぶら下がっています。

エゴノネコアシアブラムシが葉に取り付いていますが、野菜の害虫ではありません。