イヌビエ(犬稗)  学名:Echinochloa crus-galli    戻る
分類:イネ科・イヌビエ属、1年草   
分布:全国 生育地:畑、水田、道ばた、湿地  
高さ:70〜170cm 花期:7〜10月 花色:うす緑〜帯紫(小穂)  


畑の使っていないところに生えています。草丈は1m以上になり、畑の中ではトップクラスの背丈です。
茎先から出る花序は10〜25p、うす緑色の小穂を密につけ、全体が垂れ下がります。小穂は卵形で長さは約4o。
茎の根元は平べったく赤みを帯びています。畑では草マルチとして利用でき、大変役に立っています。
名前の由来は、ヒエに似ているが役に立たないからとか。犬は、役に立たないとの意。
  イヌはイナ(否)が転じたとされる説がありますが、何れにせよ犬にとっては迷惑なことです。
      

背が高いので、斜めになっています。花序もだんだん垂れ下がってきます。葉はススキの様です。

生命力抜群です。時期になれば発芽し、ぐんぐん成長します。

根元から切って、草マルチとして利用しています。
重ねて敷けば、里芋は土寄せ不要です。

茎の下部の様子です。茎は平べったく、赤みがかっています。 

小穂はうす緑色から赤茶紫に変わっていきます。

花穂全体の色も、うす緑から赤茶紫に変化します。

小穂の大きさは4oぐらいです。

隣のジャガイモの後の休耕畑。高さは約120〜160p、大きいものは2mあります。発芽後1ケ月弱でこんな状態に。