メヒシバ(雌日芝) 学名:Digitaria ciliaris (Retz.) Koeler  戻る
分類:イネ科・メヒシバ属、1年草   
分布:全国 生育地:畑、土手、道ばた  
高さ:40〜90cm 花期:7〜10月 花色:うす緑〜帯紫色(小穂)  


畑の雑草の代表選手。近縁種のオヒシバより、多く目につきます。
この草の生え具合で畑の手入れ状態が分かります。私の畑は手入れの悪さで目立っているようです。
「畝の中は刈る、通路は自然のままで」と考えていますが、知らぬ間に畝に侵入し、藪状態になることが間々あります。
5月に入ると徐々に小さな株が目に付くようになり、やがて分げつし、細い茎を伸ばし節から根を出しながら広がって立ち上がります。
近縁種のオヒシバは、畑の通路や道ばたで見られますが、本種は通路だけでなくやわらかい畝の中にも生育します。
茎も葉も華奢で刈り取るのは簡単ですが、それを地面に置くと節から根を出し根付いてしまいます。
防除は花が咲く前に刈り取ればよいのですが、間違って野菜を切ることもあるので、はびこった後は簡単ではありません。
 

若葉です。この時期に根ごと抜けばよいのでしょう。

分げつしてきました。メヒシバの茎の下部は赤みを帯びますのでオヒシバと識別できます。

花が付き始めました。
穂は、これから花火のように上広がりになります。

茎の節から根を出し立ち上がり、花が咲きました。
茎の色は、上部は緑色、下部は赤みを帯びています。

野菜が近くにあれば、刈り取るのは簡単でありません。

隣のジャガイモの後の休耕畑、一面のメヒシバ。
高さは約60〜75p、発芽1ケ月弱で花をつけています。驚きの成長力です。