ミチタネツケバナ(道種漬花) 学名:Cardamine hirsuta  戻る
分類:アブラナ科・タネツケバナ属、越年草  (ヨーロッパ原産の帰化植物)  
分布:全国 生育地:畑、道ばた  
高さ:20〜40cm 花期:3〜5月 花色:白色  


在来のタネツケバナは、水田や湿地に生えますが、畑に生えるのはミチタネツケバナの方です。
冬越しの苗はロゼット状。間もなく茎を伸ばし、3月になると枝先に多数の総状花序をだし花をつけます。
花は白色で、4枚の花弁をつけたアブラナ科らしい十字花です。
果実は2pほどで細長く、種はパチパチと弾くように飛び散ります。
畑では畝や通路に生えますが、野菜の邪魔にはさほどならず、暑くなると知らぬ間に姿を消します。
  

早春の姿は、地面にへばりつくようなロゼット。

茎が伸びると総状花序をだし、白い花をつけます。

茎は赤みを帯びています。

ハコベ、ヒメオドリコソウと一緒が多いです。

花は下の方から咲き、果実ができます。

かわいい4弁花です。花径は横寸で5〜6mm。

触ると果実の鞘がくるっと巻かれ、音を出して種が飛び散ります。上部は枯れ、種子は休眠し秋になると発芽します。

 秋の若苗。夏場休眠した種子は秋に発芽し、冬を越して4月に花を咲かせます。

放射状に葉を広げた秋ロゼット、早春ロゼットと同じ様に見えます。