ナズナ(なずな)撫菜(なでな)) 別名:ペンペングサ 学名:Capsella bursa-pastoris   戻る
分類:アブラナ科・ナズナ属、越年草  
分布:全国 生育地:畑、道ばた  
高さ:15〜50cm 花期:3〜7月 花色:白  


畑や道ばたなどに生えるおなじみの越年草。春の七草のひとつで、昔から親しまれてきました。
深い切れ込みがある根生葉を、地面に張り付けるようにして越冬します。早春ロゼットは、タンポポに少し似ています。
茎は根生葉の中心から立ち上がり分枝し、茎頂に白い小さな4弁花を多数つけます。
花は下から上に次々に咲く総状花序で、花後に平たいハート形の果実をつけます。
果実の形が三味線のばちに似ることから、ペンペングサの別名があります。
   

根生葉は羽状に裂けていますが、上部の葉は披針形で互生し、基部は茎を抱きます。

根生葉から出た茎は、分枝しながら伸びて先端に小さな白い花を多数つけます。

花は下の方から咲き、ハート形の果実ができます。
果実ができても、花茎は上に伸び花をつけます。
花の大きさは約3o。

花は背の低いうちから咲き始め、花茎は分枝しながら上に伸びて多数の花をつけます。
上部の葉の付け根は、茎を抱きます。

白い花は十字状で、花径は3〜4mm。
下の方から次々に咲き、花後はハート形の果実をつけます。

花弁が4枚の十字花がアブラ科の識別ポイントです。色は白と黄色がほとんどですが、ピンクや紫もあります。

ハート形果実は、らせん状に120度ピッチにつきます。

果実の縦サイズは約7o、中には20個以上の種が入っています。この形が三味線ばちに似ているそうです。