スギナ杉菜(すぎな)土筆(つくし)) 学名:Equisetum arvense   戻る
分類:トクサ科・トクサ属、多年性  
分布:全国 生育地:畑、土手、道ばた  
高さ:10〜40cm 花期:3〜4月 花色:うす茶色  


ツクシとスギナは同じ植物で、酸性のやせた場所に生育します。地下茎は地中を横走し、節から地上に茎を出します。
最初に出るのがツクシと呼ばれる胞子茎、同じ地下茎から遅れて出るのがスギナと呼ばれる栄養茎です。
ツクシはうす茶色の円柱茎で中空、高さは10〜25cmでハカマと呼ばれるものが輪状に取り巻いています。
茎頂には長楕円体の胞子穂をつけ、繁殖のために胞子を飛ばして枯れます。
スギナは高さ約20〜40cm、節のある茎は中空で葉のように見えるのが枝、葉は退化して節に鞘状についています。
スギナは、野菜栽培に適する土質かどうかを教えてくれる草です。生えるのは、野菜栽培にはあまり適さない酸性土です。
畑の畝にも生える時がありますが、その時は草木灰や貝殻石灰を撒くようにしています。
ツクシは炒め物やおひたしで、ミネラルたっぷりのスギナは、乾燥させてスギナ茶として利用できます。
   

畑横の土手には沢山のツクシが生えます。
ゆすると、胞子が黄色い煙のように散ります。

群生するつくし達、壮観です。

ツクシはスギナの花、高さは10〜25p。
早春、スギナに先立ち生えます。

杉の木のような形をしているのでスギナ。
場所によっては群生し、刈り取って野菜のマルチに使います。ミネラルが多いので最高です。

スギナは邪魔者扱いされていますが、土質が野菜栽培に向くか不向きかを教えてくれます。