タンポポ(蒲公英) 学名:Taraxacum  戻る
分類:キク科・タンポポ属、多年草 (セイヨウタンポポはヨーロッパ原産の帰化植物、アレロパシー作用がある)  
分布:全国 生育地:畑、土手、草地  
高さ:15〜30cm 花期:4〜9月 花色:黄  


越冬したロゼット状の葉の中心から上に花茎を伸ばし、先端に黄色い舌状花が集まった頭花を咲かせます。
花の後は、白い冠毛が集まった球状の綿毛になります。冠毛には種子がついていて、風に乗って飛ばされ生育地を広げます。
花期は、セイヨウタンポポは春から秋までと長いですが、在来種は4〜5月と短いです。花の直径は、4.5pほど。
セイヨウタンポポと在来種のタンポポ類は競合し、在来種を守るにはセイヨウタンポポを減らす必要あると言われています。
 

タンポポロゼット。葉は羽状に深く裂けています。
すでにつぼみを付けています。

一輪開花しました。

よく目にするセイヨウタンポポ(Taraxacum officinale)。
タンポポの黄色に春を感じます。

花はかわいいですが、他の植物を排除するなどの影響を与えるアレロパシー(他感作用)があるとされています。

外来種のセイヨウタンポポは、つぼみの時から総包外片が下に反り返っています。

セイヨウタンポポの総包外片は下に反り返っています。
花茎は中空で、切ると白い汁が出ます。

風に乗って飛んで行け!綿毛がばらけて、一つ一つの冠毛が風に吹かれて遠くに運ばれます。

在来種、エゾタンポポ(Taraxacum hondoense)です。
セイヨウタンポポより華奢な感じです。

日本在来種は、総包片が下に反り返りません。
がんばれ在来種、外来種に負けるな!!