ツユクサ(露草) 別名:蛍草(ほたるぐさ)帽子花(ぼうしばな) 学名:Commelina communis  戻る
分類:ツユクサ科・ツユクサ属、1年草  
分布:全国 生育地:畑、土手、道ばた  
高さ:20~90cm 花期:6~10月 花色:青色  


春に芽吹き、6月になると鮮やかな青い花を付けるようになります。
花の大きさは横寸で2㎝前後、朝に開花し夕方近くになるとしぼんで見えなくなります。
茎は地上を這い、節から根を下ろしながら分枝し広がります。切り取って地面に置くと根付くことがあります。
湿気を帯びたところを好み、畑の中や土手、日当たりでも日蔭でもぐんぐん成長し、花からは想像つかないたくましさがあります。
雨が続き、久しぶりに畑に出るとビックリするぐらいはびこっている時があります。1年草ですが、繁殖力が強く手ごわいです。
 

5月の若葉。厚みがありジューシーな感じ。

節から発根し、枝分かれしながら広がります。
土手や道ばたよりも、畑のほうが大きくなります。
高さも密なところは1mぐらいになります。

土手に群生。花の命は半日ですが、つぼみが5個ほど入っている苞葉を次々につけながら上に伸びていきますので、花が尽きることはありません。

花の横寸は22㎜、花弁は3つで下1個が白い。
夕方には消滅し、花の痕跡も残りません。

ハート型が閉じたような苞葉(ホウヨウ)は、花のゆりかご。この中につぼみが4~5個ぐらい入っていて、順番に伸びて開花します。

一つの苞葉から、同時に2つのつぼみが開花しました。

これもダブル。  

苞葉を開くと、1番、2番花は終わって今は3番花、4番はつぼみ。苞葉の付け根に近い順に咲くようです。

1番花と2番花が同時に咲いたダブル。3~5番がつぼみです。