キンエノコロ(金狗尾) 学名:Setaria pumila | 戻る | ||
分類:イネ科・エノコログサ属、1年草 | |||
分布:全国 | 生育地:土手、道ばた、畑 | ||
高さ:50〜80cm | 花期:8〜10月 | 花色:うす緑(小穂)、黄金色〜うす褐色(刺毛) |
日当たりのよい土手や道ばたに普通に生える黄金色のネコジャラシ。 葉は少なく、細長い線形で少し硬めです。長さは15〜30cm、幅は約1pあります。 花序は円柱形で直立し、長さは3〜10cmで多数の小穂をつけます。小穂は卵形で長さ3oほどです。 小穂の基部には長さ8oほどの刺毛が10本以上あり、色は黄金色〜うす褐色で小穂が落ちた後も残ります。 キンエノコロの穂が風で揺らぐ様子は、虫の声と共に秋を感じます。 穂を折り取って手で軽く握り、緩めたり強くしたりして遊んだ記憶があります。手の中で生きているように動き、手品のようです。 |
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![]() 逆光で見ると、刺毛がよく目立ちます。 |
![]() 土手に生えるエノコログサでは、本種が一番多いです。 |
![]() 下に大きく垂れているのはアキノエノコログサです。本種は湾曲しますが垂れません。 |
![]() うす緑の小穂の根元から刺毛が出ています。 小穂が落下しても刺毛は残ります。 |