スカシタゴボウ(透し田牛蒡) 学名:Rorippa islandica   戻る
分類:アブラナ科・イヌガラシ属、越年草  
分布:全国 生育地:道ばた、畑、草地  
高さ:20〜50cm 花期:4〜10月 花色:黄色  


道ばたや草地でふつうに見られる越年草。秋に出芽し根生葉をロゼット状に広げて冬を越します。
根生葉はナズナのように羽状に深く切れ込んでいますが、上部の葉は切れ込みが小さくなります。
枝先に総状花序を出し、小さな黄色い十字花を多数つけます。花は4弁花で直径4〜7o、下から順に咲かせます。
花が咲いている期間が長く、花後は長さ6〜12oのずんぐりした鞘状の果実が残ります。
同属のイヌガラシがありますが、果実は長さ20〜30oと細長いのと、葉に切れ込みがないので区別できます。 
  

深い切れ込みがある羽状葉がイヌガラシと違います。

道ばたに咲いています。大根のような切れ込んだ葉がイヌガラシと違います。

近くの畑の一角に群生しています。

鞘状の果実はずんぐりしていて、長さは6〜12o、イヌガラシよりだいぶ短いです。上部の葉は切れ込みが小さいです。

花は下から順に咲き上ります。