スミレ(菫) 学名: Viola mandshurica | 戻る | ||
分類:スミレ科・スミレ属、多年草 | |||
分布:全国 | 生育地:林縁、林内など | ||
高さ:10〜30cm | 花期:3〜6月 | 花色:白、黄、青、紫など |
春の野山を歩くと、必ずと言ってよいほど目にするおなじみの花です。菫は愛される花、人の名前にもなります。 名前の由来は、花の形が大工道具の墨入れに似ているから。知っている人は多いと思います。 花弁は5枚で、上2枚が上弁、両側2枚を側弁、下1枚が唇弁で距(きょ)が後ろに突き出ています。 私の畑の周りにもいろいろなスミレが咲いています。一番多いのがタチツボスミレ(立坪菫)です。 それにしても、名前に「ツボ」がつくスミレの多いこと、ツボは坪で和風の庭の意。庭に生えるスミレ?? |
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![]() シロバナオオタチツボスミレ(Viola kusanoana f. alba)です。オオタチツボスミレの白花種で日本海側に多いです。 |
![]() 花は大きめで横寸20oほど、葉はハート形。 菫色は青紫色ですが、白や黄色の菫も多いです。 |
![]() 花が咲く前のタチツボスミレ。 |
![]() タチツボスミレ(Viola grypoceras)です。 畑の林縁で多く見られます。花色は青紫、大きさは横寸で16oぐらいで葉はハート形。 |
![]() タチツボスミレの後ろに突き出た距(きょ)の色は、紫色を帯びます。花の中心部は白く、紫の筋が入ります。 |
![]() オオタチツボスミレ(Viola kusanoana)の花は、タチツボスミレより大きく、横寸で約20oあります。葉はタチツボスミレより大きなハート形で、葉脈が窪んでいます。 |
![]() オオタチツボスミレの距は白いです。花の中心部は白く、紫の筋が入っています。 |
![]() ツボスミレ(Viola verecunda)の花は小さく、10oほど。 山に入ると林道脇で見かけますが、私の畑と隣接する林縁でも咲いています。 |
![]() 花が小さいので目立ちませんが、よく見るときれいでかわいいです。花は白く横寸約10oで、中心部に紫色の筋が入るのがチャームポイントです。 |