シオヤアブ (塩屋虻)  Promachus yesonicus
分類:昆虫綱・ハエ目・ムシヒキアブ科
食性:幼虫:ミミズやワラジムシ、昆虫類、成虫:昆虫類 
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体長25〜30mmぐらい。上半身毛深く、オスの腹部先端には白い毛が塩を盛ったように生えています。
畑では7〜8月にたくさん見られますが、9月に入ると急にいなくなります。年一回発生で、越冬態は幼虫。
動きは素早く、カメムシやコガネムシ等の昆虫を捕まえ体液を吸います。
畑で見るムシヒキアブ類の中では一番多いのが本種で、害虫駆除に貢献しています。

2014/8/17撮影
♀がトラマルハナバチを捕まえました。 
2013/7/27撮影
コウカアブを捕まえ、キュウリの葉上で体液を吸う♂。
2011/07/19撮影
ヒメコガネの体液を吸ってます。
2011/07/19撮影
シオヤアブ♂、獲物を物色中です。 
2011/07/19撮影
コガネムシを捕えた♂のシオヤアブ。毛深いです。
2013/08/05撮影
ブチヒゲカメムシを捕えました。
2013/08/05撮影
口吻を突き刺し、体液を吸います。
2014/7/19撮影
カップルです。右が♂。
2014/7/30撮影
♀のシオヤアブ。
2014/7/30撮影
ズボンに止まった♀。

♂です。カメムシの裏側から口吻を刺しています。

ススキの葉につかまり、上から下に向けてきれいに産卵します。

危険を察して飛び去り、泡のような卵塊が残りました。
中には、1.5oぐらいのベージュ色の卵がぎっしり。

 完全な卵塊です。ほとんどがススキの葉に付いています。
ワタのような泡の中にはベージュ色の卵が詰まっています。