オニヤンマ     Anotogaster sieboldii 
分類:昆虫綱・トンボ目・オニヤンマ科
食性:成虫はハエやガ等を空中捕食、幼虫(ヤゴ)は水棲昆虫等
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日本で一番大きなトンボ。体長は約85〜110o、複眼は青みがかった緑で体色は黒と黄色の縞模様です。
畑では夏から秋にかけて見られ、ハイスピードで同じようなコースを飛びながら、昆虫を捕まえているようです。
畑に来るトンボは草や支柱によく止まりますが、オニヤンマは休むことなく飛び続けていて、なかなか写真を撮る事ができません。
3〜4年で世代交代。卵と成虫の期間はそれぞれ1〜2か月で、ほとんどが幼虫期間と言われています。

名前の由来は顔が怖いからとか、虎柄のふんどしをしているからとか、いろいろありますがガッテンできません。


体調が悪いのでしょうか、グラジオラスにぶら下がるように止まっています。
腹部先端の形状から、♂のようです。

写真を撮るために虫網で捕獲しました。♀です。
体長は約95o、産卵弁が長く、先端から突き出ています。

顔アップ。人がかぶり物をしているようにも見えます。
他のトンボより複雑な色、形ですが怖くはないです。

 草の上に解放しました。緊張のせいか飛び立ちません。

胸背面のアップ。黄色斑紋が、釣りあがった目、鼻、二本の歯、とんがった耳、私には鬼の顔に見えてしまいます。
これが名前の由来だったら納得するのですが。

珍しく支柱に止まったオニヤンマ♂。
体長約90o、♀より少し小さいです

赤トンボ類は支柱の先端に止まりますが、オニヤンマは支柱の側面に止まるのでしょうか。

真横から。近づいても逃げません。

やはり鬼の顔に見えます。