タチイヌノフグリ(立犬の陰嚢) 学名:Veronica arvensis  戻る
分類:オオバコ科・クワガタソウ属、越年草  (ヨーロッパ原産の帰化植物)  
分布:全国 生育地:畑、土手、草地  
高さ:10~40cm 花期:4~6月 花色:青紫色  


葉は対生し、丸い卵形でゆるい鋸歯があります。上部は細い先がとがった長楕円計の苞葉(ほうよう)になり、互生します。
花は苞葉の葉腋に1個つけ、色は瑠璃色で4裂し、花径は約4mm、花柄がごく短く埋まるように咲きます。
花後の果実はハート形、横幅は3~4㎜で平たく、種が数個入っています。
開花時間は短く、晴れた日の日中5時間ぐらいしか咲きません。オオイヌノフグリよりも背丈は高いですが、花が小さくて目立ちません。
名前は、茎が立ち上がっているイヌノフグリから。
  

下から順番に、苞葉の葉腋に花をつけながら上に伸びていきます。花後は、ハート形の果実が残ります。

瞳のようなかわいい花、つい見逃してしまいそうです。花径は4mmほど、オオイヌノフグリよりかなり小さい。

苞葉とガクに埋もれるように咲きます。
花より大きいガク片を数えると、5個あります。