トキワハゼ常盤爆(ときわはぜ)) 学名:Mazus pumilus  戻る
分類:ハエドクソウ科・サギゴケ属、1年草  
分布:全国 生育地:畑、道ばた  
高さ:5~25cm 花期:4~11月 花色:淡紫~淡紅紫  


農道わきでよく見られる1年草。根元の葉は大きくて対生し、上部の葉は小さくなって互生しています。
葉はさじ形で浅い鋸歯があります。茎は根元から数本出て枝分かれし、その先に淡紫の花をまばらにつけます。
近縁のムラサキサギゴケに似ていますが、識別は容易です。
ムラサキサギゴケは匍匐茎を出し地面を這って広がりますが、本種の枝は地面を這いません。
花は本種の方が小さく、下唇隆起部の斑紋はムラサキサギゴケは褐色、本種は黄色で目立ちません。
花は唇形花で、上唇は2裂し紫色、下唇は3裂し白に近い淡紫色で、花の幅は1㎝ほどです。
花の時期は、ムラサキサギゴケは春、本種は春~秋の長期間、開花はムラサキサギゴケの方が早いです。
名前の由来は、花がいつでも見られるから常盤、果実がはぜるから爆(はぜ)。「黄櫨(はぜ)の木」からではありません。
 

農道のわだちを避けた場所に咲いていました。。

農道わきの草むらで。

花期は、ムラサキサギゴケよりも遅いです。

上唇は紫、下唇は白に近い紫、隆起部には黄色い斑紋。幅は約1㎝。